スマートフォンのバッテリー持ち時間といえば、スマートフォンユーザーが最も悩むところの1つですが、『日本経済新聞』は、ソニーが2020年にも動作時間を1.4倍にまで伸ばす新型のバッテリーを市場に投入することを報じています。
さらなるバッテリーの大容量化を実現
『日本経済新聞』によりますと、ソニーが2020年に投入を予定している新型のバッテリーは、正極にコバルト酸リチウムではなく、硫黄化合物を採用したもので、さらなる大容量化が可能となります。
また、これまで硫黄化合物では繰り返し充電することによりバッテリー容量が低下することが問題となっていましたが、ソニーの新型バッテリーはこの問題も解決されています。
スマートフォンユーザーは薄さよりもバッテリー持ち時間の改善を望んでいる
最近は、薄型化がメーカーの技術力を競うショーレースのようになってきている節もありますが、ユーザーは必ずしも薄さに関する製品アップデートを望んでるわけではない、ということが以前ご紹介したアンケート結果により明らかになっています。
今回ソニーが開発した新型バッテリーは、従来のサイズでこれまで以上のバッテリー容量を実現することも可能ですが、逆に言えば、小型化しても現在のバッテリー容量を維持することも可能です。この技術がスマートフォンのさらなる薄型化に用いられるのか、はたまたバッテリー持ち時間の改善に用いられるのか、気になるところです。
Source:日本経済新聞、http://iphone-mania.jp/news-95339/
(クロス)