アップルがiPhone7のボディに、リキッドメタルを採用するのではないかという噂は以前より存在しますが、今回新たにアップルが取得した特許は、そういった見方をさらに後押しすることになるかも知れません。
リキッドメタルの採用に向けて新たな動き
米国特許商標庁(USPTO)が新たに開示した資料から、アップルが「はめ込みガラスを金属ベゼルに完全トラッピングする方法とシステム」と題された特許を取得していたことが判明しました。
ガラスとリキッドメタルを組み合わせ、溶射と冷却を効果的に用いることで、2つの素材に空隙が生じない形でiPhoneのボディを製造することを可能にするものです。またリキッドメタルには、ジルコニウムやチタン、銅、ニッケル、アルミニウムなどが使われるそうです。
アップルがリキッドメタルに関して何らかの動きを見せることはこれが初めてではなく、これまでにもリキッドメタルとサファイアガラスを一体化させる特許を取得しているほか、6月にはリキッドメタルの独占的使用権を延長しています。
また、iPhone6sのボディなどに用いられているアルミ金属の採用をiPhone7では取りやめるとのリーク情報も出ており、今まではiPhone3GsのSIM取り出し用ピン程度にしか採用されていなかったリキッドメタルが大々的に採用され、iPhone7のボディに大幅な変更が加えられる公算は高そうです。
なお、アップルは同特許のなかで、スマートフォンのほか、コンピュータやラップトプ、メディアプレイヤーやリモコンなどにもリキッドメタルの採用が可能であると述べています。
Source:IBT、http://iphone-mania.jp/news-95642/
(kihachi)