iPhone7 Plusにのみ内蔵ストレージが256GBのモデルが登場するとの噂がまことしやかに囁かれていますが、こうしたリーク情報に懐疑的な見方を採るユーザーがいるのも事実です。ニュースサイトApple Insiderは、アップルが通常版と「Plus」をスペックではっきりと差別化することはないだろうと否定的な見解を下しています。
事実であれば、アップルの販売戦略に変化
発端となったニュースは、中国ニュースサイトMy Driversがサプライチェーンによる情報としてリークしたもので、iPhone7シリーズは、これまでと同じく4.7インチと5.5インチが維持され、バッテリー容量はiPhone7 Plusが3,100mAhとなり、7 Plusのみ256GBのモデルが登場という内容ででした。
しかし、ニュースサイトApple Insiderは、従来のシリーズにおいては両モデルの違いが、ディスプレイサイズを除けば、光学手ぶれ補正(OIS)の条件付き有無のみで、これまでアップルがPlusを明確な「上位モデル」として位置づけることはなかったと指摘します。
ここには、「良い(good)か、なお良い(better)か」ではなく、あくまでも自分の用途にあったサイズを選んで欲しいというアップルの考えが背景にあるとされるだけに、iPhone7 Plusのみ256GBモデルが登場するとなると、これまでの慣習を打ち破ることとなります。
なおこの指摘は、Ming-Chi Kuo氏の「iPhone7 Plusのみメモリが3GB」になるとの観測にも当てはまります。
どのようにして増量を図るのか
またバッテリーについても、同サイトは、iPhone6s Plusの2,750mAhから、iPhone7 Plusでは一挙に12%も向上した3,100mAhとの観測に対し、疑いの目を向けています。
現実となれば、2-3時間分の駆動時間向上が見込めますが、iPhone6sシリーズでは、Taptic Engineを搭載したこともあり、バッテリーサイズを犠牲にしてまで、重さや厚みを抑えることに、アップルはこだわっていました。
こうした背景を踏まえると、今回も3,100mAhに上げて厚みを増すよりかは、A10プロセッサやiOSの効率化を目指すことで、駆動時間を伸ばすものと思われます。なお、iPhone7シリーズは、iPod Touch並の薄さになるのではないかとの情報も出ています。
リーク情報は、いち早く知見を得られる一方で、あくまでも匿名の関係者が漏らす内容に過ぎないため、その性質上、信ぴょう性の程は定かでありません。あくまでも玉石混淆の情報として受け止める寛容性が重要ということでしょう。
Source:Apple Insider,MyDrivers、http://iphone-mania.jp/news-96678/
(kihachi)