Appleが申請した特許によって「iPhone7がデュアルカメラを搭載する」という噂がにわかに真実味を帯びてきました。米Patently Appleが伝えています。
Apple、デュアルカメラに関する特許を申請
AppleがiPhone7の試作機をいくつか準備しており、中にはデュアルカメラを搭載したものもあるとの情報はiPhone Maniaでもお伝えしましたが、現地時間7日に米国特許商標庁(USPTO)が公開した特許「Mobile Camera System」が、デュアルカメラに関するものであることが判明しました。
特許は簡単にいうと、ひとつのカメラでひとつの視野のひとつの画像をとらえ、同時にもうひとつのカメラで別の視野で別の画像をとらえるというものです。2つのカメラの焦点距離をそれぞれ変えたり、視野を変えたりでき、光学ズームの場合でも画素数を落とさずに撮影可能になるようです。
動画と静止画を画素数を落とさずに同時撮影可能に
特許によれば、そのほかにもさまざまな方法で2つのカメラを同時に使える模様です。たとえばひとつで静止画撮影しながらもうひとつで同時に動画を撮影する場合も、静止画・動画ともに、最高の画素数で撮影可能になるとのことです。
特許には、誕生日ケーキのろうそくを吹き消す子供を動画撮影しつつ、もうひとつのレンズで子供の顔をズームして、吹き消す瞬間の笑顔をアップで静止画撮影するといった例が挙げられています。また2つのカメラは同期できるため、撮影後動画に静止画を自動的に挿入することも可能だとしています。
静止画・動画の組み合わせだけでなく、標準速度とスローモーション動画を同時に撮影することもできるため、さまざまな撮影スピードで動画および静止画を同時撮影できます。また同時撮影した動画・静止画は簡単に組み合わせることが可能です。
さらに撮影した動画をピクチャー・イン・ピクチャーの形式で表示することもできるようです。
Appleのこれまでの特許同様、この特許の技術が実際にiPhoneに搭載されるかどうかはわかりませんが、iPhone7がデュアルカメラを搭載するという噂が以前からあるだけに、実現に期待が高まります。
Source:Patently Apple,9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-97011/
(lunatic)