今年発売が見込まれる12インチディスプレイ搭載の新型MacBook Airについて、米9to5Macが関係者から得た詳細情報を公開しています。
9to5Macは、12インチモデルの社内向けプロトタイプを使用したApple内部の人物から提供された情報をもとに、新製品の画像を作成したとしています。
薄型化のために数々の工夫が凝らされた12インチ型
12インチ新型が現在の13インチ型より若干小さくなるのは当然として、11インチ型よりも縦は約6ミリ高いものの、横幅は約6ミリ狭くなるようです。そのためベゼルは横も縦も従来より狭くなる模様です。
横幅を狭くするためにキーボードも一新され、隣り合ったキーとキーの間隔が従来モデルよりも狭まっています。また一部のファンクションキーの位置も変更されています。
トラックパッドは幅は変わらないものの、キーボードぎりぎりまで縦が長くなるようです。以前から噂されていたように、新しいトラックパッドにはクリック機能はないようです。物理的なクリック機能をなくすのは、薄型化実現が狙いです(画像右が11インチ型、左が12インチ型)。
キーボードの上部にはスピーカーグリルが4個あり、冷却ファンを内蔵しないモデルにおいて通風口の役割を果たすようです。
Appleの情報提供者によれば、12インチ型はあまりに薄いため、社内では「MacBook Stealth」と呼ばれているそうです。
ポートは最小限に
12インチ型のポート数は最小限に絞られており、左側にはヘッドフォンジャックとデュアルマイク、右側にはUSB Type-Cポート1個しか装備されないようです。つまり標準USBポート、SDカードスロット、MagSafeも何もありません。
12インチ型がポートを1個しか装備していないことから、Appleは複数の端末をつなぐためのハブのようなものを検討しているのではないか、と9to5Macは推測しています。
新型MacBook Airについては、2015年第1四半期に量産開始という情報のほか、今年中盤(WWDC頃か)に発売という噂など、複数の情報が交錯している状態です。
参照元 : 9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-58015/
執 筆 : lunatic