iPhone6やiPhone6sで気になっていた、レンズの出っ張りがなくなるかもしれません。Appleが、iPhoneのカメラをより小型化するのに役立つ特許を取得しました。
小型化と高画質化の両立が可能な小型カメラ特許!
Appleが、iPhoneなどのカメラをより小型化しつつ、画質の向上が可能となる特許を取得していたことが、アメリカの特許商標庁(USPTO)が公開した資料で明らかとなりました。この特許は、2015年7月に申請されていました。
「小型高解像度カメラ」と題されたこの特許の最大の特徴は、球状にカーブしたフォトセンサーにあります。球状のフォトセンサーと、凹凸の3枚のレンズを組み合わせることで、カメラ部分の小型化が実現可能となります。
厚みが2mm!?驚異的な小ささ
Apple Insiderによると、この特許により、シャープでノイズの少ない写真の撮影を可能としつつ、厚みが2mm程度の驚異的に小さなカメラが実現するとのことです。
この方式には、画像にゆがみが生じるという欠点がありますが、Appleはソフトウェア処理によりこの問題を解決する方法を提示しています。
iPhoneのレンズが出っ張らなくなる?
この特許技術が実現され、将来のiPhoneシリーズに搭載されれば、iPhone6やiPhone6sの発売当初に「Appleらしくないデザイン」と議論を呼んだ、カメラのレンズ部分の出っ張りをなくすことができそうです。
iPhone6のレンズの出っ張りについて、デザイン上の一種の妥協だったと明かした、デザイン最高責任者のジョナサン・アイブ氏にもグッドニュースと言えそうです。
しかし、Appleは長期間にわたってソニー製イメージセンサーを採用しており、次世代iPhoneですぐにこの技術が取り入れられるとは限りません。しかし、薄型化と高画質の両立が可能なカメラ技術が、将来のiPhoneに活かされる可能性に期待したくなります。
Source:Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-99326/
(hato)