先日本サイトにおいて、4インチディスプレイ搭載iPhone6s発売の噂を、サプライチェーンが全面否定したとお伝えしましたが、それからほどなくして、台湾紙『経済日報』が、市場関係者からの話としてその発売の方向性の記事を掲出しています。
同紙によれば、同デバイスの名称は「iPhone 6s mini」となる見込みで、新興国向けに発売が予定されている、としています。
真っ向から異なる2つの報道、決定は時期尚早か
6日のiPhone Maniaの記事では、AppleのサプライチェーンであるWei Feng Networkが「Appleが2015年に新しい4インチディスプレイ搭載モデルをリリースする計画などない」としたことをご紹介しましたが、今回の台湾紙『経済日報』の報道は、それを直接的ではないものの否定する内容となっています。
どちらかというと、『経済日報』の記事は、それまでの4インチディスプレイ搭載iPhone6sについての記事と同じようなイメージで、名称についてiPhone 6s miniであると明確に報じたほか、廉価で新興国向けの端末となること、そのほか、同市場において、サムスンやASUS、Xiaomiなどの競合になる可能性について触れています。
仮に2015年に発売するとしても、現在はAppleとしてもApple Watchのマーケティングに奔走している時期なので、すぐにはないと思いますし、仮にiPhone5cで実現できなかったほどの価格でiPhone 6s miniを発売することになれば、Appleがこれまで築き上げてきたブランディング(高価格戦略)とは全く別の方向性を採ることになり、ブランドイメージの低下を招くことにもなりかねません。
iPhone6s mini発売説、否定説という真っ向から異なる2つの説については、今しばらく静観していくほかなさそうです。
参照元:EMSOne、http://iphone-mania.jp/news-58236/
執 筆:クロス