アップルはiPhoneなどの基本システムであるiOSの最新版iOS8.2を既に開発者向けに配布していますが、同時にマイナーアップデート版であるiOS8.1.3も準備しています。iOS8.1.3は早ければ来週にも一般向けに公開されるようです。
アップル製品に詳しい情報サイトBGRが、関係者の情報として「アップルはiOS8のアップデートを来週に配布するようだ」と伝えています。ただし、BGRはこのアップデートが新たなベータ版のことなのか、現在のベータ版を一般向けに公開するのかについては言及していません。
iOS8.1.3からのアクセスが急増加
しかし、MacRumorsサイトへのアクセスデータからは、このアップデートでiOS8.1.3が一般向けに公開されると予想されます。ここ1週間のアクセスデータでは、アップルの社内ネットワークからiOS8.1.3を搭載した端末からのアクセスが急激に増加しており、一般ユーザー向けに公開する前に、社内の多くのスタッフがテストを行っていると予想されます。
一部の店舗スタッフもテスターとして参加
公開が予想されるiOS8.1.3がアクセスデータに初めて登場したのは、昨年の12月8日で、現在のiOS8.1.2が公開される直前でした。当初のアクセス数は非常に少ないものでしたが、現在では何百というアクセスが確認でき、本社のスタッフだけでなく、一部のAppleStoreの店舗スタッフもテスターとして参加しているようです。
なお、一部のアップルストアの店舗スタッフもベータテストに参加するのはiOS8.2からと報じられていましたが、予定が前倒しされたのかもしれません。
公開が予想されるiOS8.1.3では、細かいバグの修正とパフォーマンスの向上がはかられている模様です。
iOS8.2メジャーアップデートはApple Watchに合わせて
iOS8の次回のメジャーアップデート、iOS8.2は昨年の11月、既に開発者向けには配布されています。iOS8は今年発売が予定されているApple Watchの開発ツールであるWatchKit SDKが含まれており、重要なシステム変更が行われます。Apple Watchの発売前には、ベータ版が公開され、更にテストが行われる予定となっています。
現在のところ、Apple Watchの発売日は正式には発表されていませんが、一部の報道では3月ともいわれており、その前にはiOS8.2のベータ版が配布されることになり、Apple Watchの発売に合わせてiOS8.2は一般に公開される予定です。
既にiOS8.3とiOS9にも着手
アクセスデータから、アップルは既にiOS8.3とiOS9のテストも実施している模様ですが、テストで稼働している端末はまだ限られた数となっています。
参照元 : MacRumors
執 筆 : リンゴバックス