従来のiPhone新製品発表のサイクルから外れた3月にiPhone SEが発売となったものの、iPhone6s/6s Plusの売上低迷を補うレベルには至っていないようです。
チップ受注、第1四半期から微増
台湾メディアのDigiTimesは、台湾半導体メーカーからの情報として、2016年第2四半期のAppleからのチップ受注が、前年同期と比べ「比較的スロー」だと伝えています。
9.7インチiPad Pro、4インチのiPhone SEと新製品が発売されたにも関わらず、Appleからのチップ受注は2016年第1四半期から微増程度にとどまっているようです。
iPhone6s/6s Plus向けチップの出荷個数は「半減」
台湾のアナログICメーカーによると、2016年第2四半期におけるiPhone6s/6s Plus向けチップの出荷個数は、第1四半期から半減する見通しとのことです。
また新しいiPhone SE向けチップの出荷個数はこの減少分を相殺できないと、同ICメーカーは語っています。第2四半期のiPhone SE向けチップの目標出荷個数は400万から500万個程度になると、同メーカーは予測しています。
決算発表は4月25日
Appleは1月の決算発表において、同社第2四半期(2016年1月~3月期)の業績を下方修正しており、iPhoneの出荷減速を示唆しました。一方で同社は過去にも繰り返し、サプライヤー情報で製品の売れ行きを予測することはできないと警告しています。
実際にiPhoneがどれだけ売れたかは、4月25日のAppleの決算発表を待つしかなさそうです。
Source:DigiTimes, http://iphone-mania.jp/news-109282/