Appleは今年の4月1日に、会社設立から40周年を迎えました。
故人であるスティーブ・ジョブス氏らが設立したAppleですが、これまでの道のりは決して順風満帆なものではありませんでした。その軌跡を、収益の側面からとらえたチャートを、統計情報サイト『statista』が公開しています。
iPhone発表以降の勢いはすさまじい
Appleは、今から40年前に、スティーブ・ジョブス氏やスティーブ・ウォズニアック氏らが、実家のガレージで開業したことが知られています。
当時としては画期的なApple Iの成功や巨額の融資を得るなどして、順調に成長はしてきたものの、途中で失速するなど、現在ほどの地位を築いたのは意外にも近年になってからであり、iPhoneの発売なくして同社のここまでの成功はなかったと言っても過言ではありません。
これは『statista』が公開した、Appleが設立されて以降2015年までのrevenue(収益)ですが、1990年代半ばまでは非常に緩やかな上昇カーブを見せますが、その後やや失速します。この頃には、身売り説すら流れていたほどです。
その後、スティーブ・ジョブス氏がAppleに復帰し、iPodの発表以降緩やかな成長曲線を取り戻し始めます。そして2007年にiPhoneを発表して、同社は転機を迎えます。
収益の成長は、それまでと比較できないほどに高くなり、グラフも異常値かともとれる伸びを示しています。
その後も、iPadやApple Watchなど世の中に沢山の革新的な製品を送り出し、今では「最も価値のある企業」など、様々なランキングで首位を獲得するほどの評価を得るようになっています。
40周年を迎えたAppleは、いまApple CarやAI技術の研究、新型iPhoneの開発など様々な事業領域でたくさんのワクワクするような情報を我々に提供してくれています。今後も同社の成長には期待できそうですね。
Source:statista、http://iphone-mania.jp/news-110236/