カリフォルニア州サンバナディーノ郡で起きた銃乱射事件犯人の所有していたiPhone5cのロック解除を巡るFBIとAppleとの対決は、FBIがAppleの支援を得ずに解除に成功したと発表、突如終結しました。
しかしジェームズ・コミーFBI長官は現地時間7日、今回使った解除の手法は一部のiPhoneにしか使えないことを明らかにしています。
解除ツールは民間から購入
FBIがどのようにiPhoneのロックを解除したかは公開されておらず、日本のサン電子子会社のイスラエル企業が協力した、との噂も流れています。
コミーFBI長官は、社名こそは明らかにしませんでしたが、ロック解除のために「高い信頼を置いている」民間企業から「ツール」を購入したことを正式に認めました。
しかし同時にそのツールを使っても、暗号化が強化されたA7プロセッサを搭載したiPhone5sや、以降の機種についてはロック解除できないとも述べています。
FBIは現在、今回用いたiPhoneのロック解除方法を一部の上院議員に伝え、スマートフォンなどの暗号化を制限する法案の提出を後押ししているとも伝えられています。
Source:CNN、http://iphone-mania.jp/news-110254/
Photo:FBI