2016年に発表されるMacBookは、新たなヒンジを採用した「超薄型」MacBookとなる可能性が高まってきました。
MacBook Airより薄い?
昨年11月にアップルがMacBookの内部部品を新調し、よりスリムなデザインにするのではとの観測が流れましたが、ニュースサイトDigiTimesによると、メタルインジェクション(MIM:金属粉末射出成型法)と呼ばれる方法で形成された新たなヒンジを用いることによって、これまでにない薄さのMacBookが登場するとのことです。
今回用いられるMIMは、これまでアップル製品においてはiPhoneやApple Watchなど比較的小型のデバイスに使われてきた製法で、極小の内部パーツを形成するのに用いられます。そのため、MacBookほどの製品にMIMが使用されるとなれば、当然これまでにない小型のヒンジが使われることになるわけで、「超薄型」のMacBookが実現することになります。
マイクロソフトのMicrosoft Surface 4をはじめとして、すでに世界的に薄型ヒンジの供給に成功しているアメリカのAmphenolがサプライヤーになるとみられていますが、既存の中国パートナーであるShin Zu ShingやJarllytecといったサプライヤーがどう動くかに注目が集まっています。なお、同サイトによれば、バッテリーでも同じような覇権争いが台湾と中国のサプライヤー同士で見られているとのことです。
「超薄型」MacBookの登場は、ひとまず6月に開催されるWWDC後となる見込みです。
Source:DigiTimes, Mac Rumors, http://iphone-mania.jp/news-111266/