2015年3月の発売が噂されているApple Watchですが、まだ流通していないプロダクトに対する評判は賛否両論です。同デバイスはスマート・ウォッチと呼ばれるだけに時計メーカーとの競合が噂されていますが、スイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤーのエグゼクティブで、時計業界の重鎮的存在であるJean-Claude Biver氏は同デバイスの価値を認める発言をしています。
Apple Watchは魅力的な商品で、信じられない成果を出すだろう
タグ・ホイヤーのエグゼクティブを務めるJean-Claude Biver氏は、以前iPhone Maniaでもお伝えしたことがありますが、どちらかと言うとApple Watchに対する反対論者の1人でした。
数ヶ月前までは、「完璧に見えるのだが、時に完璧さはセクシーさに欠けることがある」との発言をしていましたが、市場の発売予測が直前まで迫ったことを受けて海外メディアのBloombergがインタビューしたところ、「Apple Watchは魅力的な商品で、信じられない成果を出すだろう」との評価をしたようです。
タグ・ホイヤーもスマート・ウォッチを発売予定
Biver氏がどの段階で心変わりをしたのかは定かでないものの、タグ・ホイヤーもスマート・ウォッチを発売するとの噂が出ています。
7月発売予定で、価格は高級時計メーカだけあって50万円を超える、と予想されています。
あくまで部品はスイスメイドにこだわる方針
Biver氏も今回のBloombergのインタビューに対して、スマート・ウォッチの発売を示唆しています。おそらく前述のデバイスを指すものと思われますが、ハードウェアやソフトウェアはシリコンバレー(アメリカ)に頼るものの、時計に関する部品はスイス製にこだわる方針を示しています。
この理由については、時計業界における”スイス製”の卓越した性能(信頼のブランド)によるものだ、としており本来の時計としての性能に妥協はない様子が伺えます。
Apple Watchの発売も楽しみですが、こうした競合、特に高級時計メーカーがどのような製品を仕掛けてくるのかは楽しみですね。
参照元:Bloomberg、http://iphone-mania.jp/news-59860/
執 筆:クロス