iOS10では、多くのアプリの動作が高速化し、動作の安定性が向上すると見られています。この効果は全てのアプリに有効です。
スクロール時のデータを先行読み込み
iOS10は、アプリの動作がスムーズで高速になる、とテクノロジー系メディアThe Next Webが報じています。
従来、アプリ内で画面をスクロールした時にデータを読み込んでいたのを、ユーザーの操作に先行して読み込むよう変更されたことで、動作がスムーズになります。Appleは、1秒に60フレームのスクロール速度を理想としていますが、従来は実現できないケースも少なくありませんでした。
「プレフェッチング・データ」と呼ばれるこの動作は、画面の下スクロールだけでなく、上に戻るスクロールでも有効です。
このほか、アプリ間のデータ切り替えがスムーズになり、動作の安定性も向上すると見られています。
iOS10側で自動的に最適化、全てのアプリが高速に!
今回の改善点で興味深いのは、アプリ開発者が何もしなくても、iOS10側でデータ処理が最適化されるため、iOS10上で動作する全てのアプリにおいて動作が高速化するとが期待できることです。
なお、iOS10では64bit非対応のアプリを開こうとすると警告が表示されることがわかっているほか、開発者向けベータ版のiOS10をインストールするとiPhoneの空き容量が増える、との情報もあります。
Source:The Next Web, http://iphone-mania.jp/news-121628/
(hato)