アップル関連の情報に詳しい著名アナリストが、Apple Watchは3月に発売され、3月だけで280万台が売れるだろうと述べています。また、発売が近いと噂される12インチのMacBook Airは3月までに発売される、と分析しているほか、iPhoneシリーズの2014年10~12月期の売上はiPhone史上最大のものだったとしています。
Apple Watchは3月発売、その直前にイベント開催!?
Apple Insiderによると、アップルに関する分析で有名なアナリストであるKGI証券のMing-Chi Kuo氏は、Apple Watchは今年3月に発売される、と分析しています。
「Apple Watchの発売時期は3月」との予測は今月初め、Evercoreのアナリストが発表していますが、Kuo氏もほぼ同様の見方をとっています。
Kuo氏は、2014年9月の発表以降、Apple Watchについて具体的情報を公表していないアップルは、発売の前に何らかの公式発表を行うだろうと考えています。これに関連して、2月24日にスペシャルイベントが開催されるとの噂もあります。
Apple Watchが3月に発売されれば、2015年第1四半期(1~3月)だけで280万台が売れるだろうとKuo氏は分析しています。これは、本来400万から500万台の生産能力が可能なものの、歩留まりが悪い部品があるため、最終的な出荷台数が目減りするためとのことです。
12インチのMacBook Airは3月までに発売!
最近、ディスプレイ部品の写真が流出した12インチのMacBook Airについては、2015年第1四半期(1~3月)のどこかで発売され、四半期中に600万台が売れる、というのがKuo氏の見立てです。
iPhoneは2014年9~12月に約7,300万台を販売!
Kuo氏はまた、2014年第4四半期(10~12月)だけでiPhone6は4,225万台、iPhone6 Plusは1,601万台、iPhoneシリーズ全体では7,302万台が売れ、これまでのiPhoneシリーズで最大の売れ行きとなった、と分析しています。
iPhone6 Plusについては、発売当初の供給不足による品薄が安定すれば、今後さらに販売台数が伸びることが考えられます。
なお、Kuo氏の分析結果は、先に発表されたUBS証券による販売推定台数の約6,900万台よりも400万台も上回る数値となっています。
iPadシリーズについては悲観的
一方、iPadシリーズについては、Kuo氏の展望は悲観的です。2014年第4四半期は前年同期比で17.8%落ち込み、出荷台数は約2,140万台にとどまりました。2015年第1四半期の販売台数は約1,000万台で、これは前年同期比で38%の低下となる、と見ています。
iPadシリーズの販売については悲観的な見方がされていますが、アップルはiPadシリーズが売れなくても収益にはあまり影響しない、との分析もあります。
参照元:Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-60322/
執 筆:hato