昨秋、無名の企業が「AirPods」の商標登録を申請、背後にいるのはAppleではないかと報じられましたが、米メディアMacRumorsが、確かにAppleが実質上の申請者であることを確認しました。
10月に無名企業が「AirPods」で商標登録を申請
今秋発売が見込まれるiPhone7では、従来のイヤホンジャックが消失し、Lightningコネクターまたはワイヤレスでイヤホンに接続するのではないかと言われています。
ワイヤレス接続であれば、Appleが自らワイヤレスイヤホンを提供すると考えるのが普通です。ここで思い出されるのが、昨年10月に無名の企業が、Appleブランドのイヤホン「EarPods」とよく似た名前の「AirPods」で、商標登録を申請していたというMacRumorsの報道です。
昨秋の時点では、状況証拠はいくつもあったものの、申請者であるEntertainment in Flight社の背後にいるのがAppleである、という確証は得られませんでした。
署名から判明
それが今週、AirPodsの商標でカバーされる製品についての商標審査官からの問い合わせに対し、Entertainment in Flight社が回答。その文書に署名しているジョナサン・ブラウンというマネージャーが、Appleが「上級規格カウンセル」として雇っている弁護士と同一人物であることを、MacRumorsが確認しました。
ブラウン氏は現在Appleの技術的規格やオープンソース・ソフトウェア関連を主に担当していますが、以前は半導体メーカーのRambusで、知的財産や商標、特許を取り扱っていました。
MacRumorsは、Rambusに関する裁判所文書への2010年のブラウン氏の署名と、今回のAirPods商標に関連する文書への署名を比較、同一人物であると判断を下しています。
つまりAirPodsの商標登録を申請したのは、やはりAppleだったということです。
AirPodsは別売りかも
噂通りにiPhone7からイヤホンジャックが消失するとしても、コスト面から考えると同梱されるのはLightning接続のイヤホンで、「AirPods」は別売りになるのでは、とMacRumorsは推察しています。
Source:MacRumors, http://iphone-mania.jp/news-125528/
(lunatic)