7月22日に公開された「ポケモンGO」の認知度は9割を超え、公開から3〜4日で約4割のスマホユーザーがプレイしていました。ガラケーユーザーの1割は、ポケモンGOをきっかけにスマホに乗り換えたい、と回答しています。
ポケモンGO、認知度は92.6%!
MMD研究所は、7月26日に「ポケモンGOの利用実態調査」の結果を公開しました。調査は、ポケモンGOの公開された週明けとなる7月25日~7月26日の2日間、15歳から69歳の男女を対象に実施され、1,949人から有効回答を得ています。
全員に、ポケモンGOを知っているか尋ねたところ、「知っている」が92.6%と、ほぼ全員が知っていました。
テレビ各局のニュースや新聞などで大々的に報道されたこともあり、大多数の回答者がポケモンGOを知っています。
ポケモンGOのプレイ率、公開から3〜4日で約4割!
ポケモンGOを認知しているスマートフォン利用者に、ポケモンGOのプレイ経験を聞いたところ、「ダウンロードしてプレイした」が39.0%と、全体の約4割でした。「ダウンロードしたがプレイしていない」が3.7%、「ダウンロードしていない」が57.3%でした。
プレイ経験率、10代は5割超え!男性が女性よりやや高い傾向
ポケモンGOのプレイ経験を男女別に見ると、男性が42.1%、女性が36.1%と、やや男性の経験率が高くなっています。
年代別にプレイ経験率を見ると、15歳から19歳が51.2%で最も高く、以下20代が48.0%、30代が37.5%となっています。
年代が若いほどプレイ経験率が高い傾向が見られ、50代以下の経験率は3割を超えています。
ポケモンGOをプレイして「バッテリーが減る」「よく歩く」
ポケモンGOをプレイした回答者に、プレイしての感想や起きたことを尋ねると、「バッテリーの消耗が激しい」が最多で67.9%、以下「とても楽しい」が45.0%、「スマホを触る時間が増えた」が37.4%、「よく歩く」と「歩きスマホをした」が34.0%、などとなりました。
ポケモンGOプレイ中のバッテリー消耗は海外での先行リリース直後から話題となっており、ハンドメイドのモンスターボール型モバイルバッテリーが海外の通販サイトで発売されるなど、モバイルバッテリーの人気が高まっています。
また、「よく歩く」ことについては、精神医学の専門家が「うつ病などのメンタル不調をポケモンGOが改善する」と発言したことも注目を集めました。
ガラケーユーザーの1割、「ポケモンGOをきっかけにスマホにしたい」
フィーチャーフォン(ガラケー)のみを利用し、スマートフォンを利用していない回答者に、ポケモンGOをきっかけにスマートフォンにしたいか聞いたところ、10.3%が「スマートフォンにしたい」と回答しています。
アメリカではユーザー数減少傾向も、非常に多いユーザー数
今回の調査は、日本でポケモンGOが公開された金曜日の直後の週末をはさんだ月曜と火曜に実施されていますが、短期間にスマホユーザーの約4割がプレイを経験する、爆発的な浸透度が改めて明らかとなりました。
先行して公開されたアメリカでは、ポケモンGOのアクティブユーザー数が減少傾向を見せているとの調査結果が発表されていますが、それでもおよそ1週間にわたって約2,500万人のアクティブユーザーを誇っています。
これは、一般的なアプリの場合、公開から1日で4人に3人が使わなくなる、という傾向からすると、記録的な数のユーザーを虜にしている、と言えそうです。
Source:MMD研究所
(hato)