iPhone6/6 Plusの発売以降、海外市場においてAndroidからiPhoneへと切り替えるユーザーが増加していることが明らかになりました。
iPhoneユーザーの19%が元Androidユーザー
調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が、現地時間29日に発表した調査データから、2014年第4四半期に米国において、iPhoneユーザーの19%がAndroidからの切り替え組であることがわかりました。米国では過去10四半期にわたり、この切り替え組の比率は16%から26%の間で推移しています。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、先日の2015年度第1四半期決算報告において、iPhone6/6 Plus の発売後にAndroidからiPhoneへと切り替えたユーザーの率は、過去3回のどの新製品リリース時よりも高かったと述べています。
またクックCEOはウォールストリートジャーナル紙のインタビューで、最近iPhoneを購入した消費者のうち、古いiPhoneからのアップグレード組は15%以下であると述べています。またスマートフォンからの切り替え組については、その大半がAndroidユーザーであるとしています。
Androidからの切り替え組みの大半は海外ユーザーか
しかしCIRPによる、他機種からiPhoneへと切り替えた米ユーザーの内訳調査を見ると、2014年12月のAndroidからの切り替えユーザーの比率は、2013年12月と比べると上昇しているものの、2012年12月とはそれほど変わらないことがわかります。
これらの結果とクックCEOのコメントから、CIRPはAndroidからiPhoneへ切り替えたユーザーの多くは、スマートフォン市場がまだ成熟していない、新興国市場のユーザーであるとの仮説を立てています。
アップルは先日の決算報告において、中国での売り上げが前年同期比70%増の約161億ドル(約1兆9,000億円)に達し、欧州の約172億ドル(約2兆円)に迫る勢いであることを明らかにしています。
参照元 : AppleInsider、http://iphone-mania.jp/news-60836/
執 筆 : lunatic