2015年1月30日、株式会社ICT総研は、小学生を対象とした「スマートフォン利用実態調査」を行い、その結果を発表しました。なお、調査は小学生の子どもを持つ親4,000人に対してWebアンケートを実施。調査期間は1月24日から26日までの3日間となっています。
スマートフォンを持っている小学生は、全体の約5%
今回の調査によると、小学生で携帯電話を所持している割合は全体の約30%となっており、大半の小学生は携帯電話を所持していないということがわかりました。なかでもスマートフォンを所持している小学生は全体の約5%程度、クラスに1人もしくは2人ということになります。また、携帯を所持し始める学年は小学校1年生からという回答が最も多くなっています。
子どもにスマートフォンを持たせるのは、いざというときの連絡手段
子どもにスマートフォンを与えた理由を、防犯面、教育面、利用者面に分けてアンケート調査を行った結果では、防犯面は「いざというときの連絡手段」、教育面は「IT技術を体験させる」、利用者面は「子どもが欲しがったから」となりました。全体的にはやはり”防犯”目的で子どもにスマートフォンを与える親が多く、GPSによる居場所探知機能もニーズが高いようです。
子ども向けスマートフォンはdocomoかau
子ども向けスマートフォンの人気調査についてはdocomoの「スマートフォン for ジュニア」とauの「ジュニアスマホ miraie」が人気を分ける結果となりました。大人のスマートフォン分野ではiPhoneを中心に人気のソフトバンクですが、子ども向けスマートフォンに関しては、他の2キャリアに大きく水をあけられる結果となっています。
小学生の携帯電話利用は年々増加傾向
子どもの携帯電話利用は2012年から2013年にかけて約20%、2013年から2014年にかけては約30%も利用者が増加しています。ICT総研では、2015年以降も小学生の携帯電話利用率は上昇傾向となる予測を発表しており、それに伴いスマートフォン所有者の割合も増えていくという予測になっています。
参照元:株式会社ICT総研
執 筆:chappy