昨年10月に米国で導入開始されたアップルのモバイル決済システムApple Payに、すでに60以上の金融機関が対応していることが明らかになりました。
700以上の金融機関が導入準備中
アップルは1月に、15以上の銀行およびクレジットユニオン(信用共同組合)をApple Pay対応リストに追加し、その数は45以上となりました。そして今回さらに追加を発表、合計60以上の金融機関が対応することとなっています。
しかし先日行われたアップルの2015年第1四半期の決算報告においてティム・クック最高経営責任者(CEO)は、すでに約750の銀行および信用組合と、Apple Payで提携したと発表しました。つまり現在700近くの金融機関が、Apple Pay導入の準備を進めていることになります。
またクックCEOは、米国における非接触型決済の3ドルのうち2ドルは、Apple Payで支払われていると述べています。
Apple Watch発売でApple Pay普及に拍車がかかる?
現時点でApple Payが使える端末は、iPhone6とiPhone6 Plus、iPad Air2とiPad mini3ですが、後者の2つを店頭で支払いに使うのは少々不便なので、現在店での決済に使われている大半は、iPhone6/6 Plusだと考えていいでしょう。
4月にApple Watchが発売になれば、売れ行き次第ではApple Payの利用が格段に増える可能性があります。
海外展開にも注目
また現在は米国内でしか展開していないApple Payですが、3月にカナダで導入されるという報道があるほか、欧州や中国でも導入の準備が進められているという噂もあります。
参照元 : 9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-61234/
執 筆 : lunatic