2015年2月6日、LINE株式会社は、自社で展開する事業者向けサービス「LINE@」と、カカクコム株式会社が運営するグルメサイト「食べログ」の連携を発表しました。なお、サービス提供開始は2月下旬になる予定です。
多くの飲食店がLINE@を利用開始?!
予約や空席確認など、これまで電話で行っていた店舗と顧客のやり取りをLINEで行えるようにした店舗業向けサービス「LINE@」が開始されて約2年。現在は14万件もの店舗が登録するサービスになりましたが、今回の「食べログ」とのサービス連携は、食べログ加盟店に対して「LINE@」の提供を推進する主旨の提携となっています。
具体的には、食べログ加盟店内のページにLINE@追加ボタンが掲載され、LINE@の中では食べログへのリンクが貼られるという提携内容です。今回の提携は、LINE@側にとって事業者獲得に先駆けて顧客からの流入導線を作ることで、事業者に対してのLINE@の利用促進PRとなり、食べログにとってもLINE@アカウントサービスの中からの顧客流入によってサイトの活性化を見込むことができるでしょう。
メルマガよりもLINE@?!
2014年5月からLINE@の無料版提供が開始され、大幅に利用者数を伸ばしてきましたが、その内訳としては大型チェーン店の利用が目立っていました。今回の「食べログ」との連携では、既存利用者のチェーン展開店舗ではなく、地元に密着した個人店など、まだLINE@を利用していない事業者に対してのサービス啓蒙になりそうです。
事業者がLINE@を利用すると、顧客とのコミュニケーションコスト削減だけでなく、プッシュ通知という強力なツールを手に入れることができます。同類の販促手法であるメールマガジンのメール到達率を考えると、店舗集客に関してはLINE@を集客ツールとして利用した方が集客効果は見込めそうですね。
参照元:LINE株式会社
執 筆:chappy