iPhoneのロック解除やApple Payの認証に用いられているTouch IDが、次期iPhoneではその精度や信頼性がさらに向上し、普及率も高まるとの予測を、KGI証券が明らかにしました。
2015年のTouch ID出荷見通しは2億6,200万個
同社はTouch IDモジュールの2015年の出荷予測を12.4%引き上げ、2億6,200万個としました。これは2014年と比較すると77%もの伸びとなります。
KGIは、2015年第3四半期発売と予測されている次期iPhone6sについて、読み取りエラーが減り、より正確で安全なTouch IDモジュールが搭載されることになると見ています。
「パネルに触れて認証」の実現はまだ
アップルは、iPhoneなどのパネルに生体センサーを埋め込み、パネルそのもので認証を行う特許を申請していることが明らかになっています。しかしKGIはこの件については、当面は実現しないだろうとコメントしています。
Touch IDが初めてお目見えしたのは2013年秋発売のiPhone5sで、以降昨年発売のiPhone6/6 Plus、iPad Air2、iPad mini3にも搭載されています。
Touch IDセンサーは当初はiPhoneのロック解除と、iTunes StoreやApp Storeでアプリなどを購入する際の認証にのみ用いられていましたが、Apple Payの導入によって、オンラインだけでなく実際の買い物の場面でも使われるようになっています。
参照元 : 9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-62001/
執 筆 : lunatic