アップルが電気自動車プロジェクトを着々と進めていることが、Wall Street JournalやFinancial Timesの報道で明らかになりました。
1年前にゴーサイン
Wall Street Journalの報道によると、アップルは開発コード名「Titan」と命名した電気自動車プロジェクトをひそかに進めており、すでに数百名の従業員が同プロジェクトに従事しているようです。情報筋によると、現在取り組んでいる電気自動車第1号は、ミニバンに似た形状をしているとのことです。
WSJによれば、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は電気自動車プロジェクトに1年前にゴーサインを出しており、元フォード幹部のSteve Zadesky製品デザイン副社長が、チームを率いています。Zadesky副社長は開発チームに、社内のさまざまな部署から1,000人の従業員をリクルートする権限を与えられているようです。
自動車業界からヘッドハンティング
またFinancial Timesによれば、メルセデスベンツのシリコンバレー研究開発部門のトップを務めていた、Johann Jungwirth氏も最近アップルに入社しています。LinkedInのプロフィールではJungwirth氏の肩書きは「Macシステムエンジニアリング責任者」となっていますが、FTは同氏は新設された自動車リサーチラボに配属されたと伝えています。
あまり成果は出ていないようですが、アップルがボーナスや給与アップの条件を提示して、Teslaから人材を引き抜こうとしているという報道もあります。
WSJはまた、アップルは自動車業界からの引き抜きや研究所の新設に加え、高級車メーカーの下請け企業とも話し合いを進めていると伝えています。
参照元 : 9to5Mac、Reuters、http://iphone-mania.jp/news-62411/
執 筆 : lunatic