アップルはiOSで初のパブリックベータ版として、iOS8.3を10万人の登録済みユーザーを対象として3月中旬に公開する模様です。
iOS8.3のパブリックベータ、10万人限定で3月中旬公開か
アップルは、iOS8.3をパブリックベータ版として、「Apple Seed」プログラム登録者10万人に限定して3月中旬に公開すると米メディア9to5Macが報じています。
2月上旬にはiOS8.3のデベロッパー向けのベータ版がすでにリリースされており、CarPlayのワイヤレス化や絵文字の充実が取り入れられています。来週には、iOS8.3ベータ版の次バージョンがリリースされる見込みです。
MacのYosemiteパブリックベータでの成功に気を良くしたアップル
iOSシリーズでパブリックベータ版が公開されるのは初めてのことです。これは2014年10月の正式版公開に先駆けて行われたMac OS X Yosemiteパブリックベータ版での100万人による初期テストが成功に終わったため、アップルはiOSでも同様の手法をとることにした模様だと9to5Macは伝えています。
iOS8.2のベータ版によるテストは、1月からアップルストア従業員の一部を対象に実施されており、iOS8.3では登録したユーザーへと規模を拡大すると見られます。
また、開発が進んでいるiOS8.4では、音楽配信サービスが組み込まれると見られています。
「皇帝」iOS9に向けて信頼性と安定性を徹底的に向上
iOSシリーズで初となる大規模なパブリックベータ版によるテストの目的は、徹底したバグの解決と安定性向上と考えられます。
蝶の名前であると同時に「皇帝」の意味を持つ「Monarch」のコードネームで開発の進むiOS9は、信頼性と安定性の向上に主眼を置いたアップデートとなる見込みと報じられており、今後はiOS端末利用時の快適性が一層向上していくことが期待できそうです。
参照元:9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-63178/
執 筆:hato