米ウォールストリートジャーナル(WSJ)は28日、来年アップルが発売する見通しのiPhone 8について、有機EL(OELD)ディスプレイが採用される可能性が高いと報じました。
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WSJによると、アップルは現在、iPhone 8の10種類以上のプロトタイプを作成しており、ディスプレイ供給会社への取材から、解像度がこれまでよりも高い、有機EL製の曲面ディスプレイが採用される可能性の高いことが明らかになったとのことです。
iPhone 8のディスプレイについては、英バークレイズのリサーチ部門が「ベゼルのない曲面ディスプレイが採用される」と伝え、KGI証券のアナリストも「ハイエンドモデルにはOELDが採用されコストが上がる」と伝えるなど、同様の報道がすでに行われています。10種類以上のプロトタイプは来年までに2~3モデルに絞られる見通しです。
アップル製品の中で有機ELディスプレイを採用しているのは、現時点ではApple WatchとMacBook Proのみ。サムスンやシャオミといったライバル企業が有機ELに移行するなか、iPhoneには液晶ディスプレイ(LCD)が採用され続けています。
Galaxy S7 Edge
有機ELは、一見したところLCDと大きな差がないように見えますが、色再現性やコントラストはLCDよりも優れており、またバックライトを必要としないことから、省電力やさらなる薄型化にも十分な貢献が可能であるようです。
iPhone 8についてはこのほか、iPhone 4sに似たガラス製の筐体が採用される、Touch IDはディスプレイに埋め込まる、無線充電が可能になる、といった噂も出ています。