Appleをはじめ、GoogleとMicrosoftが、LG Displayと、折り曲げ可能な有機ELディスプレイ(OLED)の分野で提携した、と韓国メディアET Newsが報じています。Appleは、来年のiPhone8にOLEDディスプレイを搭載すると予測されています。
iPhone8にはLG製のフレキシブルOLEDを採用?
2017年に、プレミアムモデルとされるiPhone8でOLEDを採用するとみられるAppleは、すでに折り曲げ可能な端末に関する特許を数多く取得しており、LG製のフレキシブルOLEDを採用する可能性はあります。
ET Newsによると、LG Displayはスマートフォン用の折り曲げ可能OLEDの試作品を製造しており、その技術レベルはかなり高い、とのことです。
Googleは、先日Pixelを投入して自社ブランドのスマートフォン事業に乗り出しているほか、MicrosoftはSurfaceブランドのタブレットやコンピュータに力を入れています。
次世代スマホ用ディスプレイの本命、OLED
OLEDは、薄型軽量化が可能で消費電力が少なく、コントラストが鮮やかというメリットから次世代スマートフォン向けディスプレイの本命とされています。しかし、現時点で本格的な生産能力を持つのは、事実上Samsung一社に限られています。
Samsungは、Appleにとってサプライヤーであると同時に、スマートフォン製品でシェアを争うライバルであり、デザイン特許問題では泥沼化した法廷闘争で対立しています。近年のAppleは、サプライヤーをSamsung以外に切り替えつつあります。
以前、AppleがSamsungと巨額の契約を結んでいたことが判明し、OLEDディスプレイの供給に関するものではないかと噂されていました。
なお、LG Displayは同じグループのLG Electronicsのスマートフォン、G Flexシリーズに曲面OLEDを提供しています。
Source:ET News via iPhone Hacks
Photo:LG
(hato)