AppleがiCloud.comのカレンダーにイベント共有への迷惑メール報告機能を追加しました。
スパム業者からのイベント共有が届いたときに、迷惑メールとして報告した上でカレンダーから削除し、非表示にすることができます。
11月より急増していたカレンダー経由のスパム
11月よりiCloudに接続されたカレンダーや写真共有に対するスパムが急増しており、Appleが対策に取り組んでいることが判明していました。
iCloud.comのカレンダーには、イベント共有に対して参加や不参加を確認する画面に「この送信者は連絡先に登録されていません。迷惑メールを報告」という表示が追加されています。こちらをクリックすることでユーザーはイベントを迷惑メールとしてAppleに報告することができます。
現在のところはiCloud.com上でしかこの機能を使うことはできませんが、iCloud.com上でスパムを報告・削除すると、iPhoneやMacなど他のデバイスのカレンダーアプリにも反映されるようになっています。
迷惑メール報告機能を使ったスパムへの対処法
カレンダーでスパムからの招待が届いた場合は以下の手順で対処してください。
- iCloud.comにアクセスし、お使いのApple IDでログイン
- 「カレンダー」にアクセス
- 招待されたイベントを選択し、出欠画面を表示させる
- 「迷惑メールを報告」をクリック
- 「参加依頼を迷惑メールとして報告しました。迷惑メールによる参加依頼はカレンダーから自動的に削除されます」と表示されるので、OKをクリック
以上でAppleへのスパム報告とカレンダーからの削除が完了します。
現時点ではブラウザでiCloud.comにアクセスする必要がありますが、近いうちにiOSやMacのアプリ上で操作が完結できるようにアップデートされると考えられます。
Source:9to5Mac
Photo:iCloud.com
(nanakaba.n)