Appleのこれまでの製品サイクルから行くと、今年はiPhone6sという新端末が発売されることが予想されますが、韓国紙『The Korea Times』によると、同デバイス向けのモバイルDRAMについて、韓国メーカーサムスンが供給することが決まったようです。
新DRAMは高画素数カメラの処理なども楽々?
サムスンが昨年12月に量産を開始したとされる20nmプロセス採用のLPDDR4 モバイルDRAMは、従来のLPDDR3規格のモバイルDRAMと比較すると、2倍の密度を誇るのが特徴です。また、同DRAMにはサムスンの新技術Low Voltage Swing Logicが採用されていることから、3,200Mb/sもの高速処理が実現されます。
情報元の『The Korea Times』には、サムスンがiPhone6s向けの同製品についてどの程度の受注を獲得したのかについてあまり詳しく述べられていません(半分〜8割程度)が、仮にこのDRAMの搭載が決まれば、iPhone6sで果たされるとされるカメラ機能の大幅アップデートにも十分耐えうる性能となることが予想され、ユーザー・エクスペリエンスの向上が期待されます。すでにiPhone6/6 Plusでも保存・再生自体は理論上可能とされる4K動画についても、より高速に処理が可能になるかもしれませんね(ディスプレイの情報がないので、再生ができるかは分かりませんが)。
色々と期待されるサムスンの新DRAMはLG G4にも搭載予定とのことで、スマートフォン製造販売で不調が続くサムスンはついにメモリー・ビジネスを本業にする方向に向かうのでしょうか。
参照元:The Korea Times、http://iphone-mania.jp/news-63614/
執 筆:クロス