西欧諸国では、1日あたり10万台以上のスマートフォンが水などの液体によるダメージを受けているという実情から、耐水機能を持つスマホの売れ行きが伸びていることがわかりました。
耐水スマホ出荷台数、45.2%の伸び
調査会社IDCの報告書から、2016年1月〜9月の西欧諸国における水やその他の液体への耐性を持つスマホの出荷台数が、前年同期比で45.2%増えたことが判明しました。一方で、耐水機能を持たないスマホの出荷台数は17.1%減となっています。
同期間における耐水機能を装備したスマホの出荷台数は2,250万台に達し、全体の23%を占めたとのことです。
IDCによれば、特に耐水スマホ市場の成長を牽引したのは、SamsungとHuaweiのスマホ、そしてAppleのiPhone7/7 Plusです。
注目を集めたiPhone7/7 Plusの耐水機能
スマホの故障の原因で、世界で2番目に多いのが液体によるダメージで、故障原因の35%を占めています。IDCは、液体によって故障するスマホの台数は、西欧のみで毎日10万台以上にのぼると推測しています。また液体を原因とする故障の修理費は、西欧のみで年間107億ドルを超えると見られています。
実際、iPhone7/7 Plusが発売されたとき、高い注目を集めたのが耐水機能でした。お風呂に入れたり、水やコーヒーの入ったコップに沈めたり、海水に沈めたりと様々な耐水能力テストが行われたほか、一時期はiPhone7をシャワーで使い、SNSなどで報告するのがブームにもなっています。
Source:IDC
(lunatic)