2015年2月25日、MMD研究所は「2015年ウェアラブル端末に関する調査」の結果を発表しました。なお調査は、15歳以上の男女2,203人を対象に、2015年2月13日~15日の3日間で行われています。
ウェアラブル端末”知っている人”は、約40%
ウェアラブル端末の認知度は、約40%の回答者が「利用している」もしくは「知っている」と回答し、昨年の調査結果から約15%の伸びを見せています。一方、「名前を聞いたことがある」「知らない」と回答したユーザーが約60%を占める結果となりました。世界中で話題になったGoogle Glassが日本未発売ということもあり、未だ日本国内におけるウェアラブル端末の認知は低い状態であると考えられます。
未発売のApple Watchが機種の認知度2位に
ウェアラブル端末における具体的な機種名に関するアンケートでは、Google Glassの認知度が約70%で1位。Apple Watchは未発売ながら約57%の認知度を獲得し、2位にランクインしています。Apple Watchは、既に発売されているSONYやSamsungといった大手メーカーの端末認知を現段階からすでに上回っており、日本国内におけるApple人気の高さがうかがえます。
ウェアラブル端末は時計型が人気
ウェアラブル端末の利用意向に関するアンケートでは、メガネ型の場合、利用したいと回答したユーザーが21.1%であるのに対し、時計型端末は27.3%と、やや時計型端末の購入意向が高い結果となりました。Google Glass発売時は、メガネレンズに情報表示という近未来的なイメージが話題となりましたが、ユーザーが実際の端末利用を想定した場合は、時計型が人気となっているようです。
時計型に実用性を見出すユーザーが多数
メガネ型、時計型の各ウェアラブル端末に求める機能については、メガネ型は、ナビゲーションを含む視認性向上に対する機能が求められている傾向にあることがわかりました。しかし、時計型については「電話」「音楽再生」といった、スマートフォンの代替機能が求められており、ユーザーはメガネ型よりも時計型のウェアラブル端末に親近感をおぼえているようです。
参照元:MMD研究所、http://iphone-mania.jp/news-63523/
執 筆:chappy