最近ではU-Mobileや楽天モバイル、IIJmioなど多くのMVNO事業者が出現し、格安SIMの認知度、販売件数などが上昇していますが、これに伴いスマートフォンのSIMフリーモデルが販売数を伸ばしているようです。
家電ランキングなどを発表するBCNランキングの調査によれば、1年前と比較して、SIMフリーモデルの出荷台数が5倍にも成長しており、多くのユーザーにとって格安SIMを使用する、という選択肢が一般化している印象を受ける結果となっています。
今年はSIMフリー義務化元年、格安SIMの選択も増加?
BCNランキングが25日に発表した「スマートフォンに占めるSIMフリー端末の販売構成比」を参照すると、2014年1月時点で2.1%だったSIMフリー端末の販売台数シェアが、2015年1月には9.7%と大幅に増加していることが確認できます。
多くのユーザーにとって、大手キャリアより割安に利用できる「格安SIM」という選択肢は徐々に伸びてきていることが分かりますね。また、このランキングを見てもう1つ気になる点としては、今年がSIMフリー義務化元年である、ということです。
5月に同義務化が開始されれば、ロックされている端末のアンロックを希望するユーザーが増えることが予想されますが、スマートフォンの販売にどう影響が出るのでしょうか。順当にいけば今年はiPhone6sの発売年で、大手キャリアの契約しているユーザーでiPhone5sを使用している方の2年契約が切れますが、こうしたユーザーが新デバイスの購入をするのか、それとも手持ちデバイスのアンロックにより、格安SIMの利用に踏み出すのかが注目されます。
もちろん、この点に関してはキャリアの多くも認識している点なので、そうさせないよう何らかの施策が用意されるかもしれませんが、いずれにせよこれまでとは異なる動きが起きそうな情勢です。
参照元:BCNランキング、http://iphone-mania.jp/news-63742/
執 筆:クロス