Apple製品についての正確な予測で知られる、KGI証券の名物アナリストが、2017年に発売が予定されるiPhone8(仮称)シリーズについて、新たなレポートを公開しています。
抑えておきたい3つのポイント
KGI証券のアナリストであるミンチー・クオ氏によれば、iPhone8シリーズに搭載されるデュアルカメラには3つの注目すべきポイントがあるそうです。
光学手ブレ補正機能の向上
1つ目は、光学手ブレ補正(OIS)機能が向上する点です。
iPhone7 Plusに搭載されたデュアルカメラでは、技術的な問題から広角レンズにしか光学手ブレ補正(OIS)機能が備わっていませんでしたが、iPhone8では、もう1つの望遠レンズにも同機能が付与されるそうです。これによって、デュアルカメラを搭載した次世代iPhoneからは、ズームで動画を撮影しても通常モードと同様に、手ブレを抑えることが可能となります。
デュアルカメラ搭載は2モデル
2つ目は、デュアルカメラの搭載端末が、5.5インチの液晶ディスプレイ(LCD)モデルと、有機EL(OLED)ディスプレイを搭載したプレミアムモデルの2モデルになるという点です。
4.7インチモデルは、引き続きシングルレンズが維持されますが、写真のクオリティは現行モデルよりもさらに向上が見込めるのだとか。また、ワイヤレス充電については、すべてのモデルに搭載されるそうです。
将来的にデュアルカメラはiPhoneのスタンダードに
そして3つ目として、こうした状況を踏まえ、クオ氏は全モデルにおけるデュアルカメラを搭載したiPhoneの割合が年々増加するとみています。
具体的には、2016年の10~15%から、2017年の2モデル投入によって割合は45~50%へ、さらに2018年には80~85%と大半を占めるそうです。
マイナーアップデートにとどまると見込まれる18年で、このまま3モデル体制が18年も維持されるのかどうかは謎ですが、少なくともクオ氏は、Appleにとってデュアルカメラは特別なものではなく、スタンダードなカメラという位置づけになると考えているようです。
デザインの刷新が期待されるiPhone8
2017年のiPhone8シリーズは、初代iPhoneから10周年にあたることもあり、これまでのiPhoneと比較して大きくデザインや機能に変更が加えられるとみられています。
OLED搭載のプレミアムモデルについては曲面ディスプレイが採用されるという噂があるほか、どのモデルも物理ホームボタンが消失し、ディスプレイ内に埋め込まれるとされています。これによって、従来と同じ端末サイズが維持されながらも、ディスプレイ領域は拡大すると考えられます。
Source:天龍網
(kihachi)