2017年に発売される「iPhone8」には、5.8インチのAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)ディスプレイが搭載され、製造はSamsungが独占受注すると報じられています。
2017年のiPhoneは3サイズ、最大の5.8インチモデルにAMOLEDを搭載か
2017年のiPhoneは、4.7インチ、5.5インチ、5.8インチの3モデルとなり、現行のiPhone7/7 Plusと同じ4.7インチと5.5インチは液晶ディスプレイを搭載し、5.8インチモデルにはAMOLEDディスプレイが搭載される、と台湾メディアのDigiTimesが台湾のサプライヤーからの情報として報じています。
この報道は、Apple関連情報の正確さで定評のあるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が11月に発表した、現行のiPhone7/7 Plusの性能向上版である「iPhone7s/7s Plus」と、初代iPhone発売10周年を記念したプレミアムモデル「iPhone8」の3モデルが併売され、「iPhone8」にだけ有機ELディスプレイが搭載される、との予測と一致します。
SamsungがAMOLEDディスプレイを独占受注、日本写真印刷のセンサーと組み合わせ
「iPhone8」に搭載されるAMOLEDディスプレイはSamsungが独占受注する、とDigiTimesは伝えています。
「iPhone8」のAMOLEDディスプレイに組み込まれるタッチセンサーは、日本写真印刷(英語名はNissha Printing)が製造し、ディスプレイとタッチセンサーの組み立てはSamsungまたは台湾のTPKが担当する、とのことです。
日本写真印刷は、Appleが公開している2016年2月版のサプライヤーリストにも掲載されている主要サプライヤーです。同社のWebサイトには、最大10点の圧力を個別に検知可能な「マルチフォースセンサー」などの技術情報が掲載されています。
これらの情報は、Appleが「iPhone8」にSamsung製の曲面OLEDディスプレイを採用し、他社製品との差別化のために「新たなセンシング技術」を導入する、という先日の韓国メディアによる報道と一致しています。
iPhone8は2017年3月に少量生産開始、年間最大6,000万台売れる!?
なお、Samsungは「iPhone8」用にAMOLEDパネルを最大で月間2,000万台ぶん供給し、「iPhone8」は2017年だけで5,000万~6,000万台売れる、と予測されています。
「iPhone8」は2017年3月に少量の生産を開始、5月から6月にかけて生産量を拡大すると伝えられています。