先日リリースされたiOS 10.2では、iPhone標準の「カメラ」に新しい機能が加わりました。その新機能とは、1度設定した撮影モードを、次回以降に引き継げるというもの。
これまでは、例えば動画を撮影しているときにアプリを閉じると、次にアプリを開いたときには静止画モードに戻ってしまい、再度動画モードに切り替える必要がありました。しかしiOS 10.2では、1度アプリを閉じても動画モードを引き続き利用できるようになっています。カメラを起動する度に設定をし直す必要がないので便利です。
ただし初期状態では、従来と同じ(モードを引き継がない)設定となっています。便利に思った方は、使えるように設定を変更してみましょう。
Gallery: 「カメラ」の撮影モードを引き継ぐ方法 | 4 Photos
「写真とカメラ」で「設定と保持」を選択
利用した撮影モードを維持するには、まず「設定」の「写真とカメラ」で、「設定を保持」を選択します。ここで「カメラモード」をオンにすると、最後に利用したモードを、次に撮影する際に起動することができます。▲「設定」を開いて、「写真とカメラ」を選択(左)。「カメラ」の欄にある「設定を保持」をタップする(右)
▲「カメラモード」をオンにする
「フォトフィルタ」も保持できる
設定を保持できるのは、撮影モードだけではありません。フォトフィルタも保持することができます。フィルタはアプリを閉じると、次に起動した際は自動的に「なし」に戻ってしまいますが、「設定を保持」で「フォトフィルタ」をオンにしておけば、最後に使ったフィルタが保持されます。フィルタを利用する機会が多い人は、この機能を利用するといいでしょう。▲「フォトフィルタ」をオンにすると、最後に利用したフィルタを保持できる(左)。最後に利用したフォトフィルタが起動直後に表示される(右)