9日のスペシャルイベントを間近に控え、米メディア9to5Macが、関係者から入手したというApple Watchの詳細情報を公開しました。
気になる電池寿命は
Apple Watchで懸念されている点のひとつが電池寿命です。9to5Macが入手した情報によると、電池寿命はかなり改善されており、最終製品ではアプリを相当使っても5時間は持続し、通常の使用であれば1日以内に電池が切れることはないとしています。ただし丸2日は持たないため、やはり毎晩の充電は必要なようです。
電池寿命を延ばすため、アップルは新たに「Power Reserve Mode」を開発した模様です。情報筋によれば、この新機能は「Battery Life Glance」、または設定アプリからいつでも起動できます。
Battery Life Glanceでは電池の残量が表示され、ボタンを押すとPower Reserve Modeが起動します。ちなみに同モードは電池残量が100%でも起動可能です。このモードに切り替わると、ディスプレイが暗くなり、iPhoneとの通信頻度が下がり(通信要求したときのみとなる)、2秒間触れないとディスプレイがスリープモードに入ります。
また電池寿命が残り20%を切ると、Battery Life Glanceがオレンジ色となり、ユーザーに警告します。10%を切るとオレンジから赤へと変わります。
心拍数が見られる「Heart Rate Glance」
Apple Watchの未発表機能のひとつが、「Heart Rate Glance」です。心拍数モニター搭載により、Heart Rate Glanceでは自分の1分あたりの心拍数を常時チェック可能です。この機能にアクセスすると心臓の輪郭のようなイメージが現れ、ボタンに触れると心拍数の測定が始まります。
通知センターとGlance
9to5Macによると、前述したBattery LifeとHeart Rateに加え、Fitness Stats、Activity、Clock、Weather、Music、Quick Settings、Calendar、Mapsの各Glanceが最初からインストールされているようです。またiPhoneやMacなどと同じように通知センターがあるようです。
ストレージと音楽
Apple Watchは音楽が保存でき、iPhoneとリンクしていなくても再生可能なようです。プロトタイプの段階では、ストレージ容量は8GBだったようですが、最終製品については不明です。ユーザーはiPhone用のCompanionアプリ経由で、Apple Watchに楽曲やアルバム、プレイリストなどを入れることができます。またWatchに入れた曲を、Bluetooth経由で外部スピーカーやヘッドフォンから聞くことが可能です。
iPhone Companionアプリ
個々のApple Watchのアプリは、iPhoneのCompanionアプリで管理されます。さまざまな設定や楽曲などの管理に加え、同アプリではApple Watchのホーム画面のアイコンを並び替えることができます(Apple Watch本体でも可能)。
Force Touch、デジタルクラウン、ボイスコントロール
情報筋によると、Force Touch により、Apple Watchの画面そのものが大きなボタンのように機能するとのことです。またApple Watchには指2本を使ってズームする機能がないため、デジタルクラウンへの「触れ方」で操作するようになっています。キーボードもないので、音声操作も重要です。Apple Watchではすべての音声操作がSiriではなく「ボイスコントロール」と命名されているようです。
電源をオフにするには
Apple Watchには専用の電源ボタンが存在しません。情報筋によると、右側にある「コミュニケーションボタン」を長押しすると、電源がオフになるとのことです。ボタンを押すと、iPhoneなどと同様に電源オフを確認する画面が表示され、ここで画面をスワイプして完全にオフにする仕組みのようです。
さらなる詳しい情報については、来たる9日の発表を待ちましょう。
参照元 : 9to5Mac
執 筆 : lunatic