6日、国内メーカのジャパンディスプレイ(以下、JDI)が石川県白山市に第6世代(G6)液晶新工場を建設すると発表しました。投資資金の大半はAppleが負担するものとされており、稼働時期等からiPhone7用のディスプレイを製造する予定と思われます。
JDIは先日同様の発表が出た際、これを一部否定するコメントを発表していました。
新工場建設はAppleからの増産依頼による
石川県白山市に建設する新しいディスプレイ工場は15年4月までに建設を開始し、16年夏までの稼働を目指すと発表されています。稼働時期から、Appleの製品リリーススケジュール上iPhone7用のディスプレイを供給するものと見られています。
Appleからの増産依頼による新工場建設のため、投資はほぼ全額がApple出資すると見られていますが、先日のシャープの発表と同様、Appleの専属工場とはせず、好調な中国メーカーにも製品を販売する見込みです。新工場はG6ガラス基板中小型液晶を量産する工場で、第1期工事として、1700億円を投じ月産2万5000枚の能力を持つ設備を建設するとされており、最大7万枚の液晶を生産できる能力を持つと発表されています。
JDIは先日この報道に関して一部事実を否定していましたが、どうやら建設予定は本当だったようですね。iPhone6/6 Plusでは驚異的な売上を記録したことから、iPhone7では2年に1度の買い替え需要も多いことが予想されるので、こうした増産のニュースは朗報ですね。iPhoneシリーズは発売当初品薄で、手に入るまでに時間がかかるケースが多いので、問題緩和となることに期待したいものです。
参照元:ロイター
執 筆:クロス