アップルは、今年1月と2月にかけて非公開で開催したApple Watchアプリの開発者向けのワークショップで、開発者に対し、開発を進めているアプリについて、情報公開することを遅らせるよう依頼していた模様です。
アップル、開発者にアプリの詳細を公開しないよう指示
ワークショップに参加した、複数の著名な開発者によりますと、開発を進めているApple Watch向けアプリについては、少なくともアップルが開催するメディア向けイベントまで、スクリーンショット、動画、リリース情報などの詳細については公開しないよう依頼していたようです。
一部のアプリは3月下旬〜4月初旬まで非公開
さらに、アップルは一部のApple Watch向けアプリの開発者には、3月下旬から4月初旬まで発表を控えるように依頼したようです。
アップルが情報発信の主導権を
アップルが開発者向けにこのような依頼をしたのは、アップルにとって新たなカテゴリーとなるApple Watchを、アップルがイニシアティブを取って発表したいという意向が働いたものと考えられます。
アップルは9日(現地時間)に開催するメディア向けイベント「Spring Forward」で、複数のWatchKitアプリを披露すると予想されますが、アプリ開発者にマーケティングを任すよりも、アップル自身が行った方がよりインパクトがあると考えたと思われます。
アップルはワークショップに参加した一部の開発者に対し、イベントの基調講演やメディアキット向けに利用するため、アプリのコードやデザイン素材も要求した模様です。
目前に迫ったメディア向けイベントでは、どのようなWatchKitアプリが披露されるのでしょうか。
参照元 : 9to5Mac
執 筆 : リンゴバックス