アップルは昨年、指紋認証センサーTouch IDを搭載したiPad mini3を発売しましたが、従来モデルのiPad mini2と同じプロセッサー、同じ筐体であったため評判は今ひとつでした。今回、情報源は明らかではありませんが、アップルが新たにプロセッサーを含め、内部構造をアップグレードした第4世代iPad miniをリリースするのではないかと報じられています。
iPad mini4は近々リリースか?
Apple関連の情報サイトMacお宝鑑定団Blogは、アップルがA8プロセッサーを搭載し、WiFiでは高速通信が可能な802.11acに対応し、アップグレードした第4世代iPad mini、いわゆるiPad mini4を近々リリースすると報じています。
今回のアップグレードで、現行のiPhone6/6 PlusとiPad mini4はほぼ同等のスペックとなりますが、プロセッサーについてはiPad Air2が搭載するA8Xよりはスペックダウンとなります。
iPad mini3は早まったリリースだったのか?
もし、今回の報道の通りアップルがこのタイミングでiPad miniをアップグレードした場合には、昨年アップルがiPad mini3をリリースしたことが、短絡的な意思決定だったのではないかと考えられる恐れがあります。昨年iPad mini3にはTouch IDが搭載されましたが、前世代のiPad mini2と同じA7プロセッサーを搭載し、デザインも変更されませんでした。
Touch IDの価値は100ドルか
現在iPad mini2は299ドル(国内では税別31,800円)、またiPad mini3が399ドル(国内では税別42,800円)で販売されていますので、新たに搭載されたTouch IDとゴールドのカラーオプションが差額100ドル(国内では11,000円)の価値ということになります。
一方、iPad mini3と同時にリリースされたiPad Air2は従来モデルから薄く軽くなり、デザインも一新され、8コアのグラフィックプロセッサーを内蔵したA8Xチップを搭載していました。
iPad mini3のパフォーマンスは限界か
手頃な大きさが気に入って日常的にiPad mini2を使用している筆者ですが、iPad miniシリーズは製造中止になるのではと報じられたこともありました。さすがに処理速度の遅さとマルチタスクでのメモリー使用に限界を感じており、個人的にはアップグレードのタイミングだと思っています。果たして9日(現時時間)のイベント「Spring Forward」でiPad mini4は発表されるのでしょうか?
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス