例年どおりであれば6月開催の世界開発者会議(WWDC)で発表、秋には公開される「iOS11」、そしてこの春リリース見込みの「iOS10.3」で追加と噂の新機能について、米メディア9to5Macがまとめているのでご紹介します。
iOS10.3
iOS10.3は今年春、おそらく3月頃にリリースされると見られています。このアップデートで追加されると噂の新機能が「シアターモード」です。
シアターモード
シアターモードはコントロールセンターに、「ポップコーン型」のアイコンで登場する見通しです。同モードに切り替えると、映画館内でもiPhoneが邪魔にならないよう、音が消えたり、画面が暗くなったりするといわれています。
iPadとApple Pencilの機能向上
またiOS10.3は、同じく3月のリリースが予想されている新iPadの機能向上に焦点を当てたものになる見込みです。
たとえば、Slide Over、Split Viewといったマルチタスク機能を便利に使うための新しいアプリスイッチャーが導入されるといわれています。現行のアプリスイッチャーではアイコンが並んでいるだけで検索機能がないため、特定のアプリを見つけるのが困難です。iOS10.3ではアプリを簡単に検索、見つけることができるインターフェースの追加が予想されています。
また3月には新iPad Proのリリースに合わせ、新しいApple Pencilが発表されるとの情報も浮上しています。Apple Pencilはマグネット内蔵、クリップ付きになるとの噂もあります。
iOS11
そしてiOS11は、従来通りなら秋に公開される可能性が濃厚です。現時点までに噂となっている新機能としては、次のようなものがあります。
Siri Speaker
iOS11では、「Siri Speaker」が登場するという噂があります。Siri SpeakerとはAmazon Echoに似た機能で、音声で家電製品などホームシステムを操作可能にするというものです。
カメラアプリとAR
Appleは以前から拡張現実(AR)分野に強い関心を抱いており、ARを取り入れたカメラアプリを開発中ともいわれています。このAR対応カメラアプリがiOS11で追加されるというのが、9to5Macの予想です。
Appleがドイツの光学機器メーカーとAR眼鏡開発で提携した、との噂も浮上しています。
ダークモード
iOS10で搭載されると繰り返し噂されながら、結局導入されなかった「ダークモード」が、iOS11では今度こそ追加されるのではないかといわれています。ダークモードとは暗い場所でも画面を快適に閲覧できるモードです。
TVアプリ
iOS10.2ではビデオアプリに変わって新たにTVアプリが導入され、同時にHuluなどの動画ストリーミング配信サービスのコンテンツが追加されました。iOS11ではさらに新機能が追加され、コンテンツプロバイダーの数も増えるといわれていますが、Netflixが加わるかどうかは不明です。ただしこうしたサービスはまだ米国内に限定されており、海外では利用することができません。
メッセージ
以前から噂になっているものの実現していないのが、グループでiMessageをやりとりする場合の「既読」マークです。WhatsAppやFacebook Messenger、LINEにはこの機能があり、iOS11でいよいよ追加されるかも知れません。
Musicアプリ
ここ最近の傾向から考えると、AppleがiOS11でMusicアプリに何らかの改良を加える可能性は高そうです。9to5Macは、人気のカラオケ番組「カープール・カラオケ」のスピンオフなど、新しい動画コンテンツを追加するかも知れないと予測しています。
Source:9to5Mac
(lunatic)