Appleが横浜に開設した研究開発施設を、菅義偉内閣官房長官が視察し、日本人研究者とも面会しました。3月には稼働し、人工知能関連の研究が行われます。
菅官房長官、施設への期待と外国人研究者の永住促進計画を語る
Appleが横浜市に設置した研究開発施設「綱島テクニカル・ディベロップメント・センター」は、昨年12月に完成し、今年3月までに稼働する予定とされています。
視察後に菅官房長官は、「新しい技術開発が行われ、海外にも輸出されることには夢がある」と期待を語りました。
また、外国人の研究者や技術者が一定の基準を満たした場合に永住権を認めるための在留期間の下限を5年から1年に短縮する制度改正を3月に実施すると明かし、技術者の日本進出により対日投資の加速につなげたい、との考えを語っています。
2014年10月に明らかとなった横浜への拠点設置計画
Appleが初めてアメリカ国外に設ける研究開発拠点となる「綱島テクニカル・ディベロップメント・センター」については、Appleによる発表に先立ち、2014年10月に安倍首相が街頭演説で明らかにして話題となりました。
昨年10月に来日し、安倍首相と会談したAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、同拠点では人工知能関連の研究が行われると語っています。
最近のAppleは、研究開発拠点を世界各地に拡大する動きを見せており、これまでに中国の北京、深圳、インド、インドネシア、フランス、ベトナムへの拠点設置計画が明らかとなっています。
Source:日テレNEWS24, 日本経済新聞, AppleInsider
(hato)