Appleは23日、新たにiOS10.2.1をリリースしました。また、他のApple製品についても同様にマイナーアップデートが行われています。
アップデートでバッテリー問題が改善しているかに注目
iOS10.2.1の主なアップデート内容は、バグの修正やセキュリティ問題の改善が主で、マイナーアップデートに留まっています。しかし、一部のユーザーにとっては、突然iPhoneのバッテリーが激減する不具合が直っているのか、非常に気になるところでしょう。
このところ、iPhone6/6sを中心にiOS10にして以降、いきなりバッテリーが激減してしまうという報告が挙がっています。一部のiPhoneに見られるシャットダウン問題については、すでにAppleがバッテリーの異常を認めて交換を受け付けていますが、激減については、これが単なるハードウェアの問題なのか、設計上の問題なのかは分かっていません。
また先日、一部ニュースサイトで「Appleが無償修理で対応するのではないか」という報告がありましたが、後に別のニュースサイトであるAppleInsiderが内部関係者の話として否定しています。
macOSでは指摘されていたバグが改善
iOSのほかにも、Mac向けにmacOS10.12.3、Apple Watch向けにwatchOS3.1.3、Apple TV向けにtvOS10.1.1が公開されています。
iOS10.2.1同様、主にどのOSもバグ修正や安定性の向上がメインですが、macOS10.2.3については、MacBook(late 2016)に発生していた、GPUの異常で画面がチラつく、バッテリーの持ちにバラつきが発生するなどのバグが改善されているので、対象ユーザーにとっては待ちに待ったアップデートと言えるでしょう。他にも、新たなmacOSでは「ディスプレイの輝度」を調整できるようになっており、こちらでもバッテリーの持ち向上が図れそうです。
Source:AppleInsider[1],[2]
(kihachi)