今年発表されるiPhone8には、ワイヤレス充電技術が搭載されるとの噂がありますが、この技術が他社のものではなく、Appleが独自開発しているという新たな説が浮上しました。
Energous社の技術は採用されない
iPhone8への搭載が期待されるワイヤレス充電技術については、遠距離ワイヤレス充電技術「WattUp」を開発するEnergous社の名前が繰り返し報じられ、また同社のスティーブ・リゾン最高経営責任者(CEO)も、提携先がAppleであることを匂わせる発言をしています。
しかしCopperfield Researchが投資家向けに配布したメモには、AppleはWattUpを採用する計画がないこと、またその理由が記されています。
Copperfield Researchは、2013年以降Appleが申請した12件を超えるインダクティブ充電に関する特許を調査、同社が独自開発のインダクティブ充電技術を未来の製品に採用しようとしている、と結論づけています。インダクティブ充電とは電磁誘導コイルを通じて、接触することなく充電を行なう方式のことです。
iPhone8はインダクティブ充電を採用か
さらにCopperfield Researchは、同じくワイヤレス充電でAppleとの提携が噂されるLite-On Semiconductorがブリッジ整流器(インダクティブ充電に必要な部品)を製造していることから、AppleはWattUpを使う予定はないだろうと推測しています。
AppleがiPhone8でインダクティブ充電を採用するという説の論拠としては、同モデルが前面・背面がガラス製になるという、現在主流となっている噂も挙げられています。無線周波数使用の充電にはガラスボディは不要ですが、インダクティブ充電の場合現行のアルミニウムボディでは充電できないからです。
Copperfield Researchは、AppleがEnergousと契約を結んだのは確かだろうとしながらも、さまざまな情報を重ね合わせると、次のiPhone8にはWattUpではなくインダクティブ充電が採用される可能性が高いとまとめています。
Source:MacRumors
(lunatic)