Apple Payのおかげで、iPhone6で簡単に支払いができるようになりました。しかし一部の銀行は、Apple Payによる決済に対し、締め付けを厳しくしています。
盗難カードの情報でApple Payを悪用
盗んだクレジットカードのデータをiPhone6に入れ、Apple Payを使って買い物をするという犯罪が発覚して以来、銀行は同決済システムに対する認証プロセスを強化しています。
盗まれたカード情報の中には、2013年末に起きた量販店Targetでの顧客データ漏洩事件、2014年に発生したHome Depotのハッキング事件の際に流出した、顧客情報も含まれていたようです。
銀行はiPhoneに入れられたカード情報が、本当に本人のものかどうかを確認するため、Apple Payアカウントを設定する際のプロセスを増やし、セキュリティ強化を図っています。
Apple Pay設定時のプロセスを強化
ある銀行は、顧客のメールアカウントまたは携帯電話に認証コードを送り、そのコードをApple Pay設定時に、顧客に入力してもらうようにしています。また別の銀行は、顧客にカスタマーサービスに直接電話をかけてもらい、最近購入した商品や住所などいくつかの質問をし、本人確認をしているようです。
顧客がオンラインで銀行口座にログインし、Apple Payアカウントを設定する際の認証ステップを増やしている銀行もあります。
詐欺が増えているとはいえ、自分の有効なカードをApple Payで使っている人々に影響はありません。
しかし消費者は、常にカード履歴を確認し、身に覚えのない商品の代金が課金されていないかどうか、注意を払う必要があります。
参照元 : The Wall Street Journal、http://iphone-mania.jp/news-64941/
執 筆 : lunatic