iPhone8(仮称)は「iPhone登場10周年」ということで、久々にデザイン面でも大掛かりなアップグレードがなされると噂されています。消費者の関心も発売前から強いため、売り上げもかなりのものになるだろう、とAppleが見込んでいることが分かりました。
在庫の積み上げを前倒しで開始
サプライチェーンの情報に詳しい工商時報によると、Appleは例年5月頃から始める在庫準備を、今年は1〜2ヶ月前倒しして、3〜4月より実施することが分かりました。
実際、KGI証券のレポートでは、Appleは2017年後半に、iPhone8の在庫を1億1,000万台確保する見込みだとされています。これは、iPhone6の8,000万〜8,500万台、iPhone7の7,000万〜8,000万台を大きく上回る数字で、世界的に爆発的な売り上げをみせたiPhone6の1億台すら超える台数です。もちろん、AppleとしてはそれだけiPhone8の売れ行きに強気な見通しを立てているということでしょう。
新登場のOLEDモデルが鍵
また、Citi Group Global証券もKGI証券と同様、iPhone8の準備高が1億台を突破すると見込んでいます。iPhone8の登場によって、今年の全iPhone在庫量は去年の2億500万台から大幅に増加し、2億2,500万〜2億3,500万台になると、Citi証券は予測しています。なお、内訳は4.7インチが全体の30%、有機EL(OLED)が50%、5.5インチが20%となります。
OLEDというのは、一部で「iPhone X」と噂されているプレミアムモデルのことを指します。iPhone8は3モデル体制になるとみられており、そのうちのプレミアムモデルはインチ数こそ不明なものの、iPhone初の曲面ディスプレイを採用し、他のiPhoneとは大きく形状が異なると言われています。いきなり、準備量の50%を占めると予測されていることから、iPhone8の成功はこのOLEDモデルに懸かっているといっても良さそうですね。
Source:中時電子報
Photo:YouTube
(kihachi)