Appleは今年秋、現行のiPhone7/7 Plusをアップデートしたモデル2種と、有機EL(OLED)パネルを搭載し大幅にデザインを刷新したプレミアムモデルの3機種を発表するといわれていますが、その3モデルが揃ってワイヤレス充電になると、Apple関連情報に詳しいKGI証券のミンチー・クオ氏が予測しています。
3D Touchモジュールの製造コストが値上がり
クオ氏は、ワイヤレス充電機能を搭載することでiPhone内部の温度が上昇しやすくなるため、前面はフルOLEDディスプレイ、背面はガラスとなるプレミアムモデルについては、過熱による3D Touchセンサーの誤作動や故障を防ぐため、放熱材であるグラファイトシートが重ねられるだろう、と見ています。
その結果、3D Touchモジュールの製造コストが、iPhone 1台につき5ドル余分にかかるようになります。5ドル程度ならそれほど大きな差ではないように見えますが、デザイン変更やその他の部品コストにより、プレミアムモデル(一部ではiPhoneXとも)は米国では販売価格が1,000ドルを超えるともいわれています。
iPhone8が搭載するワイヤレス充電技術とは
次期iPhoneが搭載するワイヤレス充電技術については情報が錯綜しています。Energousの数メートル離れた場所からの充電を可能とする「WattUp」を採用するという噂がある一方で、Appleが独自で開発したインダクティブ充電技術を採用するとの見方も出ています。
Source:MacRumors
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(lunatic)