今年iPhone発売10周年モデルとしてリリース予定のiPhone8(仮称)は、4.7インチ、5.5インチ、5インチの3モデル展開で、背面にガラスを採用したこの最後の5インチモデルのみが、ワイヤレス充電対応となると、Macお宝鑑定団が伝えています。
ワイヤレス充電対応は1モデルのみ
先日、Apple関連情報の正確さで定評のあるKGI証券のミンチー・クオ氏が、今秋発売見込みのiPhone8について、現行のiPhone7/7 Plusをアップデートしたモデル2種と、有機EL(OLED)パネルを搭載し大幅にデザインを刷新したプレミアムモデルを合わせた3モデル体制となり、3モデルともワイヤレス充電対応になるとの予測を発表しました。
一方、独自の情報源を持つMacお宝鑑定団は、台湾の信頼出来る情報筋からの話として、ワイヤレス充電となるのは背面ガラスを採用した1モデルのみだと報じています。
ワイヤレス給電規格「Qi」に準拠か
そして同ブログは、このワイヤレス充電(給電)に採用されるのが、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)が策定した「Qi」規格であるとしています。Qi規格は現時点では、携帯電話やスマートフォンなど、15W以下の低電力向け規格のみが策定されています。元となっているのは電磁誘導方式です。
Qiワイヤレス給電規格は、すでにSamsungのGalaxy S6、Galaxy S6 Edge、Galaxy S7 EdgeなどのAndroidスマホで採用されていますが、充電器は別売となっています。そのためiPhone8のワイヤレス充電対応モデルでも充電器は同梱されず、ケーブルやコネクターを製造する中国のLUXSHARE-ICTが、別売アクセサリーとして製造するとMacお宝は伝えています。
Qi規格を採用すれば、Android端末からiPhoneに乗り換えた場合、Galaxy用のワイヤレス充電機器がそのまま使えるメリットがあるため、iPhone8は同規格対応となるというのが同ブログの見方です。
報道相次ぐワイヤレス充電機能搭載との噂
しかしその一方で、数メートル離れた場所からのワイヤレス充電を可能とするWattUp技術を提供するEnergousのスティーブ・リゾン最高経営責任者(CEO)が、Appleとの提携を匂わす発言をしているほか、Appleが独自開発のインダクティブ充電技術を搭載するという説もあります。
iPhone8がワイヤレス充電対応となるのか、また対応となった場合どの技術を採用するのか、今後の動向に注目です。
Source:Macお宝鑑定団
Photo:Handy Abovergleich
(lunatic)