アップルが新しく発表した12インチRetinaディスプレイを搭載したMacBookは、これまでのポート類をすべてUSB-Cに集約してしまったことが大きな話題となっています。電源アダプター、USB、Thunderboltなどを搭載していたノート型Macは、新しく発表されたMacBookでヘッドフォンジャックを除けば、USB-Cポートが一つとなりました。
USB-Cで4Kディスプレイの接続も可能
しかし、USB-CではDisplayPort Alt Modeを利用すれば、4Kディスプレイも接続可能ですし、これまで使用していたアクセサリー類のほとんどが利用可能ともいわれています。実際のところ新しいMacBookではどのようなアクセサリーが対応し、USB-Cが採用されたことによる制限があるのでしょうか?
USB-Cではほとんどのアクセサリーに対応
今回導入されたUSB-Cに詳しいアップルの関係者によりますと、「USB Type-Cの仕様に準じていれば、ほとんど全てのアクセサリーはMacBookで利用可能」とのことです。アップルはUSB-C対応であれば、特定のアクセサリーのみ対応しないことはなく、実際のところ外部バッテリーにも対応しているようですし、MacBookを他のMacに接続して、充電することも可能のようです。
MacBookが外部バッテリーにも対応することは、これまで電源アダプターがMagSafe仕様だったため、ほとんど選択肢がなかった充電ソリューションを大きく変えることになります。
今回USB-Cを採用したことで、iPhone向けにさまざまな外部バッテリーが販売されているのと同じように、MacBook向けにも、これまでにはなかったコンパクトで安価な外部バッテリーが販売されることになりそうです。
USB-Cでは従来のDisplayPortとも互換性
もちろん、USB-Cはバッテリーだけの問題ではありません。新たなMacBookのUSB-Cはビデオ出力にDisplayPortとしても機能しますので、サードパーティー製のビデオアクセサリーも問題なく対応します。このため、USB-CをDisplayPortに対応したサードパーディー製のアダプターで利用する限りは、外部ディスプレイを接続しても何ら問題はありません。
アップルはUSB-C入力プラグと、HDMI、USB3.1に対応したAV Multiportアダプターを発表していますが、残念ながら本体には同梱されておらず、9,500円(税別)で別途購入する必要があります。もちろん、安価なサードパーティー製の製品を購入することも可能となります。
参照元 : 9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-65535/
執 筆 : リンゴバックス