今秋の「iPhone8」への期待を受けたAppleの株価は、現地時間2月15日、上場来高値の記録を更新する135.09ドルをつけ、終値も135.01ドルで最高値となりました。
Apple株が最高値を更新、時価総額は80兆円突破!
前日、Appleの株価が2年ぶりとなる高値を記録したことを受けて、15日もさらに値を上げました。同日の取引終了前に、2015年5月の最高値132.54ドルを大きく上回る135.09ドルで最高値を更新し、同社の時価総額は約7,005億ドル(約80兆3,754億円)に達しました。
現地時間16日になってもApple株の勢いに衰えは見られず、135.52ドルで取引開始後も上昇を続け、本稿執筆時点(現地時間16日午前10時)でAppleの株価は136ドルを突破しています。
強気の姿勢で一致するアナリスト、150ドル超えを予測
Apple株の今後について、アナリストは強気の姿勢で一致しています。大手証券会社Goldman Sachsは、大ヒットが見込まれる「iPhone8」発売を見据えて、目標株価を150ドルに引き上げています。
投資会社Macquarieのアナリスト、ベン・シャーター氏は目標株価を156ドルに設定しています。
過小評価されるAppleのサービス部門?
調査会社UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏は、Appleのサービス部門が投資家から過小評価されている、と指摘します。
App StoreやApple Musicをはじめとするサービス部門は、最近の四半期決算で約71億7,000万ドル(約8,200億円)も稼ぎだし、順調に成長を続けています。
ミルノビッチ氏は「サービス部門がPayPalのように評価されれば、Apple株は10%以上高くなる」との見通しを明かしています。
Source:AppleInsider
Photo:WSJ
(hato)