調査会社IDCは12日、『2014年第4四半期および2014年 国内携帯電話・スマートフォン市場実績値』を発表しました。
2014年、日本で最もスマホを売ったメーカーはApple
もはやお決まりのことかもしれませんが、2014年、最もスマートフォンを多く販売したメーカーはAppleでした。
同社は全体の6割近いシェアを獲得しており、2位のソニーと比較すれば4倍近い圧倒的な販売量を誇ったことが見て取れます。
携帯電話全体でみてもAppleがシェア4割を獲得
次に、携帯電話市場全体の数字を確認してみましょう。
Appleが販売するiPhoneはスマートフォンであり、同社はフィーチャーフォンを販売していないことから、上述の「スマホのみでのシェア」と比較すればやや数字は落ちますが、それでも4割近いシェアを獲得しているのは驚きです。
いまだ契約台数で言えばフィーチャーフォンも一定の規模を誇っているにも関わらず、2位のシャープを大きく引き離しています。
同社が2014年にこれほどまでに素晴らしい数値を残したのは、iPhone6/6 Plusの人気による部分も大きいかと思われますが、これほどまでに水をあけられてしまうと国内メーカーとしては反撃が難しそうですね。
なお、2014年通期での携帯電話出荷台数は前年同期比1.9%減の1,241万台、スマートフォン出荷台数は前年同期比2.2%減の988万台とやや国内市場は縮小しているようです。ますます良い製品をリリースしないと売れない状況となってきていますが、国内メーカーはAppleにどう対抗していくのでしょうか。
参照元:IDC
執 筆:クロス