Appleは毎年Brand Financeが発表している「世界ブランド価値ランキング」において2012年から5年間連続1位だったが、6年目でついに首位から脱落してしまったようだ。
「Brand Finance Global 500 2017」によると、「世界ブランド価値ランキング2017」ではAppleが2位に転落し、代わってGoogleが1位になったことが明らかになった!
ブランド価値が昨年比27%下落、理由はイノベーション不足
ランキング上位10ブランドは下記の通り:
Appleはブランド価値が大幅に下がり、昨年比で27%も下落。一方、1位を獲得したGoogleは24%も向上。
調査結果によると、かつてのAppleは信頼性やユーザーフレンドリーなインタフェース、知見のあるスタッフ、そして何よりもユーザーの期待に応える革新的な技術力が魅力だった。ところが、2016年のAppleは技術的イノベーションに欠け、本来であれば大幅な革新が期待されていたところを細かい改良で幾度となくファンをごまかしてきたと指摘。
さらに読み進めると、技術的な優位性を失ってしまった今、SamsungだけではなくHuaweiやOnePlusなどの中華メーカーとの戦いをスマートフォン市場で強いられているとし、ブランドとしての輝きを失ったと「これでもか」と言わんばかりに全否定。「Apple Watch」などを筆頭とした新しい製品による収益化を失敗しているとさえ断言している。
確かに2016年のAppleは心ゆさぶれるような革新的な発表は特になく、世間が期待していたMacラインナップのアップデートは「MacBook Pro」のみに留まり、その「MacBook Pro」もバグだらけで不満が爆発。
ただ、2017年度第1四半期の業績発表では「Apple Watch」の売上高は過去最高を記録していること、AirPodsの売上が好調であることなどの情報から、新しい製品による収益化は順調であるように見える。
昨年に関しては厳しい評価に終わったApple。今年は世間の期待に応えるような製品を投入することはできるのだろうか。iPhoneやMac、近々発表があるのではないかと噂されているiPadにおいて首位奪還できるような革新的なテクノロジーを披露してくれると信じたい。
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